大阪感染者2日連続最多878人 公道での聖火リレー中止 吉村洋文知事、無観客の万博公園で実施プラン披露(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、大阪府で13、14両日に実施予定だった公道での五輪聖火リレーを中止すると発表した。3月25日に福島県をスタート後、公道での走行が中止されるのは初めて。代替措置として聖火ランナーは同府吹田市の万博記念公園で走る。府では新型コロナウイルス感染者数が7日も878人を記録。2日連続で過去最多を更新した。大阪市に出していた不要不急の外出自粛要請を府全域に拡大したため、全域での中止決定を迫られた。

 1回目の緊急事態宣言発令から丸1年。昨年4月7日の大阪は新規感染者数53人だったが、この日はその約16・5倍となる878人にまで増加した。重症病床使用率も最大確保数224床中、入院患者158人で70・5%となり、感染状況の可視化の指針となる「大阪モデル」の赤信号ライン(70%)を突破。吉村洋文府知事(45)は昨年12月3日以来、2度目の「医療非常事態宣言」を発出した。

 吉村氏は「当然“第4波”と認識している。イギリス型変異株の影響も強く出ている。感染の速度もそうだが、重症化のスピードが既存株より速い」と説明した。

 このため、受け入れ医療機関に臨時増床などを要請するとともに、4月8日から5月5日まで大阪府民への不要不急の外出・移動の自粛を要請。今月5日に実施を始めた「まん延防止等重点措置」に加え、感染抑止力をさらに強めた形だ。

 勢いが止まらない感染再拡大は、聖火リレーにも影響を及ぼすこととなった。重点措置適用地域の大阪市内での中止は既に決まっているが、府全域で中止することが決まった。

 府内でのリレーは今月13日に堺市から吹田市まで9市を回り、翌14日に泉佐野市を手始めに大阪市を含む9市町を巡る予定だった。吉村氏は「聖火リレーそのものに反対しているわけではない。対策上、明らかに密を作ることになり、公道ではやるべきではない」と、セレブレーション(終了後のイベント)も併せて万博記念公園を封鎖して無観客で実施するプランを披露。丸川珠代五輪担当相(50)、橋本聖子組織委会長(56)らにもこの日、その旨を伝え、組織委から了承された。約180人の走者の希望者全員が参加可能となる。

 今年1月31日に開催され、参加選手が長居公園周回路コースを約15周した「第40回大阪国際女子マラソン」も似た代替措置。「同じところをぐるぐる回るのがリレーとして成り立つのか? はあるかもしれない。地元を走れないのではやめるという方もいるかもしれないが、最低限の人数で完結させたい」と吉村氏。異例の形で、希望の灯をつなぐことになりそうだ。

京大・宮沢孝幸准教授「高齢者施設で感染広がっている」

 大阪府の新規感染者数が過去最多となったことについて、京大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授は「大阪では、重症化リスクが高い高齢者向けの施設で感染が広がっている」と分析した。「各地の新規感染者数の予測をしているが、大阪は想定の範囲内だ。最大1100人と予測していたが、そこまではいかないだろう」との見通しを示した。

 新型コロナの国内での広がりについては、冬場に感染者が増え始め、4月までに減少し、6月ごろは気温が下がることで若干上がる可能性があるという。宮沢氏は「大阪府の発症日別の数字をみると、4月3日がピークだった。感染者数が増えた1月と比較すると、今回は発症率が低く、高齢者を中心とする重症者数が増加している」と指摘し、高齢者施設での対策が必要とした。

 また、東京都では2か月ぶりに500人を超え、555人となった。宮沢氏は「都が公開している発熱センターへの相談件数をみると、今後の兆候をつかみやすい。3月12日が一番少なく、その後、徐々に増えているが、急激に何かが起きている傾向はない」と強調。変異株の影響についても「ウイルスは変異するもので、感染力が強くなると弱毒化することが考えられる。ウイルスの特性を踏まえれば、ある県で感染者数が1日1万、2万人になるということは考えられない」と述べた。

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