巨人6000勝の軌跡~4700勝 桑田の4年ぶり完封劇でM15再点灯!(スポーツ報知)

出典元:スポーツ報知

巨人が6月19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に勝利し、球団通算6000勝を達成した。

 スポーツ報知では、「巨人6000勝の軌跡」と題して、1000勝から100勝ごとの節目勝利を、当時の記事で振り返る。

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 “マジシャン”桑田だ! 桑田真澄が中日打線を5安打シャットアウト。4年ぶりの完封で10勝目を飾り、防御率トップに躍り出た。ヤクルトが阪神に敗れたため、連敗を4で止めた巨人にマジックナンバー15が再点灯。桑田はこれでマジックナンバーを3度、点灯させた。さあ、一気にVロードを加速だ。

◆巨人3―0中日(2002年9月11日・ナゴヤドーム)〔勝〕桑田21試合10勝6敗〔敗〕小笠原30試合5勝5敗〔本〕江藤16号(小笠原・2回)、二岡21号(遠藤・8回)

 マウンドで楽しんでいた。1点リードの4回2死一、二塁のピンチ。迎えた打者は前の打席で左前安打された鈴木だった。

 カウント1―2から、外のスライダーをファウルされた。「慎之助、見ただろ? 思いっきり踏み込んでるよ」心の声は、マスクをかぶる阿部に聞こえていた。要求された次の球は内角をつくシュート。140キロがズバッと決まる。空振り三振に仕留めた。

 心と心の勝負だった。前回、4日のヤクルト戦(大阪ドーム)で完投勝利。「この前は気合を入れすぎた。同じことすると足をすくわれるからね。今日は静かに…心の中で燃えようと」

 初球から打ってくる中日打線。「甘いところからちょっと曲げたり、想像しないところにパッと投げたり。打者はびっくりして振ってきたね」気がつけば8回までに10個のゴロの山ができた。そして完封に向け9回のマウンドに上がった。

 前回は9回に痛恨のアーチを許しシャットアウトを逃していた。だが、中日のクリーンアップを3者凡退。あっさりと勝負を決めた。そして見せた満面の笑み。それでも恐ろしいほどの強さを、その後に披露した。

 「今日は調子が悪くて。コントロールが悪くて。でも、慎之助が途中で『上がってきてます』と言ってくれて、『粘っていこう』と答えた」と淡々と言った。

 しかし、現実は違う。試合後、阿部、鹿取ヘッドコーチが口をそろえた。「完ぺき。1球もコントロールミスがなかった」桑田は、人の上の、さらに上を目指していた。

 9月11日。昨年、米中枢同時テロが起こった日に、右腕は力投を誓っていた。「世界平和を目指してますから」はにかみながら言う右腕は、自らの投球で世界の友に勇気を与えた。

 1998年9月20日の阪神戦(甲子園)以来、約4年ぶりの完封で、同じく98年に16勝して以来の2ケタ勝利となる10勝目をマーク。防御率は2・26でリーグトップに躍り出た。

 通算160勝を決めた8月20日の横浜戦(東京ドーム)で「200勝」を口にした。そして、完投勝利を挙げた前回のヤクルト戦での161勝目のボールを、師匠に手渡した。

 「200勝しても偉くないけど、一度口にしたら達成しないと男じゃないですから」新しい投球フォームを共につくり上げている、古武術の先生、甲野善紀さん(53)に、改めてスタートした大目標への誓いを届けた。

 桑田による優勝マジックの点灯は3度目になる。8月13日のヤクルト戦で今季最初の「34」を、前回登板では消えていたマジックを「18」で再点灯させた。そして、この日、またもや消えていたマジックを「15」でともした。

 原監督は「最初から最後まで球威が落ちなかった。今季は魂がこもっている」と絶大な信頼を言葉にした。「桑田さま!」とチーム内からも上がった声。桑田真澄は優勝のその日まで、魂の投球で信頼に応えていく。(柳田寧子)

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