
出典元:打撃投手を務めた松本コーチ
巨人の松本哲也ファーム外野守備走塁コーチ(35)が4日、育成新人に“速攻”支配下への3か条を説いた。2006年育成ドラフト3巡目で巨人に入団し、07年2月には支配下契約を勝ち取った超スピード出世を果たした同コーチ。当時を懐かしむように、振り返りながらエールを送った。
《1》初心を忘れるな
「彼たちはすごく新鮮な気持ちでいると思うので、その気持ちを忘れずにずっと続けてやっていくことが大事だと思う」。慣れは禁物。今の緊張感を持ちながら、自分に厳しく―の精神を訴えた。
《2》長所を伸ばせ
自身も自慢の俊足でアピールを続けた。「何かがいいと思って獲られているわけだから、長所をアピールすることが大事。短所よりもまずここに自信があるモノをプレーで見せてほしい」。一芸を磨くことの重要性を強調した。
《3》練習あるのみ
「他のことには気が回らなかった、考えられなかった」。必死のアピールに燃えていた自身を懐かしみ、練習量の大切さを語った。
この日は育成練習2日目。松本コーチは初めて育成ドラフトで指名された平間、加藤壮と対面しノックを打った。自身の経験を生かし、スピード出世のすべを伝授していく。(小林 圭太)