絶不調を乗り越えたDeNA・宮崎、裏方さんとの二人三脚(サンケイスポーツ)

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出典元:DeNA・ 三橋直樹打撃投手=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)

【球界ここだけの話】軌道に乗り始めて約1カ月が過ぎた。DeNA・宮崎敏郎内野手(30)は開幕直後の絶不調を乗り越えた。

 天才的なバットコントロールで広角に打ち分ける。2016年にレギュラーの座をつかむと、17年に打率・323で初の首位打者を獲得。18年は同・318に加え、28本塁打、71打点をマークし、球界を代表する右打者となった。

 その好打者が今季開幕直後から絶不調に陥った。3、4月の打率・165。中軸を担う男の大不振とともにチームも最下位に低迷した。決して宮崎だけが原因ではないが、「迷惑をかけている」と主軸の一人として責任を背負った。

 「ボールとの距離の問題です。これまで自分からボールに近づいて行っていなかったのに、近づいてしまっている。分かります? ボールに対して『おいで、おいで』ではなく、自分から行っている感覚なんです」

 自分なりに分析できているが、なかなか修正できない。練習しかない。誰よりも早く球場に入る。早出で練習する若手よりも先にグラウンドに姿をみせ、三橋直樹チームサポーター(38)とひたすら汗を流した。

 「新人のころから打撃投手として投げてもらっている。僕を一番見てくれているのがミツ(三橋)さん」

 投手目線、スコアラー目線でアドバイスをもらう。食事の席でも意見を求めた。5月上旬からは近距離からのワンバウンドの球を弾き返すティー打撃を始めた。「僕の意識としてはボールとの距離を取るようにすること」。三橋サポーターは「あれはすごい。ボールが跳ねたらどのコースくるか分からないのに、ほとんど自分の形で振りますよ」と感嘆した。

 地道な努力とともに状態は徐々に上がっていった。三橋サポーターは「フリー打撃も明らかに変わった。飛距離は同じでも今は打球が上がる。打ち終わりの形も安定している」と証言する。5月は月間打率・367、5本塁打、14打点。6月も3割を超えている(11日現在)。

 宮崎は復調について「ミツさんなしではありえない。100%です」と存在の大きさを語る。「『良かったね』と言われることがうれしい。毎試合グータッチできるように頑張ります」。恩返しはグラウンドで結果を残すこと。もう立ち止まらない。(湯浅大)

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